今までにコンビニやスーパーで商品を後ろからとったことがある方、手を挙げてください。
筆者も後ろから商品をとったことがあります。というかとっています。特に牛乳、食パンに限っては必ず後ろからとりますね。
商品を後ろから取ることは筆者にとってもはや無意識の習慣です。
そんな中、ふと、お昼のパンを買うときに思いました。
「今食べるのに後ろからとる必要はあるのか。」
もしも目の前に賞味期限の見えない同じパンの新しいものと古いものがあった時、私は見分けられるのか。食べた時その味の違いがわかるのか。
わかるわけねぇ
商品を買うときの心理状態として、
- いつ、どのくらい食べるか、飲むか分からないモノだから出来るだけ日持ちする方を買いたい。
- どうせ同じ値段を払うんだから古いものより新しいモノを買いたい。その方がお得感がある。
などありますよね。1つ目の方は筆者も仕方ないと思うのです。牛乳などは一人暮らしだと飲みきらないなんてこともあります。計画的に物を買わないといけませんから日持ちする方を選んでも仕方ない。
ですが2つ目の方は、こうして文字に起こしてみると自分でもビックリするくらい自己中心的な考え方だったなぁと。今消費するのに、今日中に食べるのに、明日の休みに食べるのに、わざわざ新しい方を買う必要はないなぁ。と気づきました。
環境に配慮して。ではない。
確かに、スーパーやコンビニで廃棄となる食品は焼却炉で二酸化炭素を撒き散らしながら燃やされていきます。廃棄が多ければ多いほど地球には悪影響です。それが結果的に私たちの生活する地球の寿命を縮めているのは間違いありません。
ですが今回は、そう言った話をしたいわけではありません。
誰のお金を使っている?
私たちが、食品を買うとき後ろから取ることによって出た廃棄物は誰のお金を使って燃やされているのか。という話をしたいのです。それは、
私たちのお金です。
私たちの払った税金を使い、私たちが出した食品の廃棄物を燃やしているのです。ですから当然、私たちが商品を後ろから取れば取るほど、廃棄は増え、燃やす量も増え、払うお金も増していくのです。
「産業廃棄物だから、私たちは関係ない。」
その考え方は間違いです。スーパーやコンビニの廃棄物は「一般廃棄物」に分類されます。私たちの税金で燃やされています。
この事実を知って私は絶望です。後ろの方からとると「お得感がある♪」と思っていましが、その代償はしっかり払っていたわけです。なんとも笑える話ですね。
その上地球の寿命縮めることに加担していたとなると、なんて浪費的なんだ人生なんだと。
最後に
これを機に筆者は食品は前から取る習慣をつけました。
又、コンビニに限って、おにぎりや弁当などは賞味期限と消費期限で食品を管理していないみたいです。独自の販売許容日、時間を設けて消費期限より前に売り場から撤去されているそう。ですのでその点も考慮するとよりいっそう後ろから取る必要はないですね。
今回は、筆者の体験談をお話ししながら、「食品ロス」についてお話ししました。少しでも前から取る習慣を身に付けていただけたら幸いです。
この前、お昼のパンをまた選んでいると、ある人が売り場に並んでいる商品をかき分けて後ろからとっている姿を見かけました。その場にいたお客さんたちが冷たい目でその人を見ていましたね。
自分もこの人と一緒だったと思うと怖い。